Friday June 26, 2009 at 1:27
“彼こそがコーチングの天才です。明石家さんまさんのトーク番組を見てください。
彼はたった数分間の間に「傾聴」「承認」「質問」を繰り返す。特に「傾聴」に関してはズバ抜けた才能を持っている。その秘密は、彼の「共感性」にある。
実際の番組、「さんまのまんま」を思い浮かべてほしい。あの番組は彼にとって、彼の才能をいかんなく発揮できる、いわば「ホーム」である。数分の間に傾聴、オウム返し、言い換え、要約を行っている。これがゲストのトークを弾ませて、普段のテレビでは見れないゲストの素顔を引き出しているのだ。それによって、見ている視聴者へ、あたかもその場所にいるかのような共感性を与え、好感をもたれるのだ。
実際のゲスト(女性アイドル)との会話を事例にとってみる。
さんま「彼氏に、そうやって料理作ってあげるんだぁー」(クローズドクエスチョン)
ゲスト「いえ、彼氏いませんから」
さんま「え? 彼氏おらへんの? ありえへんわー。俺やったら、絶対ほっとかへんわー」(オウム返し+承認)
ゲスト「さんまさん、誰か紹介してください」
さんま「えー、どんなタイプの男性が好みなの?」(オープンクエスチョン)
ゲスト「さんまさんのような方がいいですー」
さんま「ひえー、むちゃくちゃうれしいけど、俺なんかより、○○ちゃんやったら、いい男いくらでもおるやろー」(承認)
ゲスト「そんなことないですよー。でも、面白くて優しい男性で……芸能人でない方がいいですね」
さんま「へー、○○ちゃんは、普通の人がいいんだー」(要約、言い換え)
さんま「俺が芸能人でなくて、20年若かったらなー(悔しがる)。……ってただのおっさんやろ!」(承認)
上記のやりとりは、実際の放送番組で明石家さんまさんがよく、女性アイドルなどのゲストに使う、相手の本音を引き出すテクニックである。
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葛西伸一 / 2007年4月に(株)メンター・クラフト設立。豪州ボンド大学大学院MBA(経営学修士)エグゼクティブ・コーチ(JIPCC認定)、日本コーチ協会正会員